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11/03/2010

[Book] 『ビジョナリー・カンパニー2—飛躍の法則』も読んでみた。

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先ほど記事をアップした「リクルートのDNA―起業家精神とは何か」の前に同様に読みました。記事にする順番を誤ってしまいましたが、順番はきにせず、こちらもメモとして投稿します。(前回ブロクはこちら
いわずとして、良書であるものの100%理解するには、年を重ねつつ仕事の立場が変わるごとに読んで深く理解していきたい本です。




1.書籍全体を通しての感想
一貫して、「成長し続ける企業」とはどのような企業であるかということ、比較対象企業との比較で明確になっており、本を読む前に自身が想像していた「成長し続ける企業」の軸とは異なっていたことが本を通じて一番の学びでした。
 本書を読む前に、私が飛躍する企業とは、リーダーシップの強い人材がおり、革新的に技術を生み出し続けることが成長要因であろうと考えていました。しかしながら、異なる見解での導きが飛躍する企業へつながるとあり、根本的な考えを覆されました。
本書では、「飛躍する企業」の要素を9つのポイントに分けていましたが、ここで9つを記載することは割愛し、主に「気づき」になった2点を取り上げたい。
まずひとつは、「最初に人を選ぶ」という基本理念。ベンチャー企業や各企業で、「何を行うか」「何の技術を売り出すのか」、また、企業の代表などある一定の人間が強固なリーダーシップを発揮し、企業を拡大させていくというイメージが非常に強かった。但し、本書では、一貫して、「いかに企業の価値観に合う人間であるか」「永続させるという軸を外さずに優良な人材を集めるか」に集中することが重要であるという点。
もうひとつは、「規律の文化」という基本理念。本書が一貫している「組織の価値観」と基準を共有できる人材のみを集めるということにも当てはまる。他社にとって、極端に言うと「変」な文化と捉えられる文化だとしても、その文化や規律に共感できるメンバーの集合体であれば、再度管理を行うという必要性は避けられる点。もちろん、文化のみならず会社としての軸を明確にすることが「規則」にもなりうる。
 
2.書籍の中で具体的に気づきのあったポイント(サマリー)と、その理由
 本書の中で気づきのあったポイントは、第3章P72 12行目からの5行です。
一貫して、「だれを選ぶ」という部分を重点に話している部分であるが、気づきとなった部分は、極端の例かもしれませんが、会社としてのビジョンや方向性、組織構造を「だれを選ぶか」の前に決めるのではなく、適切な人材を選んだ後に、偉大な企業に飛躍する道を徹底的に議論して成長させていく点です。
会社としての理念・ビジョンを元に、人材を集めていくという通常だと認識していました。しかしながら、(一部理念など経営者の方針が必要であることが)会社に対して建設的な意見を言えるメンバーを集めることが、そのメンバーは集めた時点から議論が言える文化が根付き、且つ、常に議論の故に結論を出し続けるため永続的な循環ができていくのかと感じ、「人と集めていく流れ」の根本的なイメージをひっくり返されたポイントでした。


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